4日はまさしく、投げ売り商状だった。この下げは筆者の想定を超えている。キオクシアホールディングス(285A)だ。4日は1万円の大台を割り込むとともに、5日には9591円の安値(1対3の株式分割を考慮すると、2万8773円)があった。6月22日の高値11万2700円比の下落率は何と、74.5%となる。
いかに、「2~3年先の収益まで織り込んだ」(市場筋)とはいえ、売られ過ぎではないか。もちろん、仮需の重み、需給の怖さだろう。すなわち、「需給はすべての材料に優先する」。チャート的に、節目を突き破られると、売りが加速、売り物が売り叫び、下げを加速する。そんないや~なパターンである。
全般相場はひどい。日経平均株価は4日に、6万0030円の安値をつけた。大引けは893円安の6万2188円だった。アメリカの中間選挙の結果が気掛かりなことに加え、日本市場の場合は日銀のETFと売却計画が従来の年間3300億円(簿価ベース)が8600億円(約2.6倍)に引き上げられたことが不安要因である。
時価換算では年間2兆4600億円の売却になる。1日当たり100億円に相当する。マーケットでは「売買代金に占める比率はわずか0.1%程度、ほとんど影響がない」としている。しかし、株式市場関係者が懸念しているのは「売却ペースが突然、膨らむこと」だろう。今回も10月30日に急遽決定した。これは困る。
民主党が上院、過半数を奪還したことにより、トランプ政権は予算編成が困難になる。軍事費が調達できなければ作戦を縮小せざるを得ない。この局面は元気なタカラトミー(7867)、オービック(4684)、網屋(4258)、オリエンタルランド(4661)、スズデン(7480)、三菱商事(8058)などに妙味あり、と判断する。
11月17日(火曜)に日本証券新聞社主催の株式講演会を開催します。
会場は名古屋・今池ガスホール、筆者(杉村富生)の登壇15:30〜16:30です。
演題は『第4次産業革命は最終ステージに!』になります。
入場は無料、ぜひご参加を。
https://www.nsjournal.jp/seminar/20261117nagoya/

