9〜10月相場は荒れる。これは3〜4月と同様、需給面による季節習性である。9月は日本企業の中間決算だ。10月はミューチュアルファンド、11月はヘッジファンドの決算、そして今年は11月3日にアメリカの中間選挙が控えている。機関投資家は様子見姿勢を強め、損益調整を行う。
需給はすべての材料に優先する、という格言を持ち出すまでもない。この時期は多くの投資家が動けない。反面、投機筋は「ここぞッ」とばかりに、売りを浴びせる。そこに、コアウィーブ(CRWV)ショックだ。小さな出来事をマスコミはIT業界全体の話として誇張する。
コアウィーブは4月発行の社債(9.6%)の利回りが16.2%に急上昇(債券価格が急落)、巨額のIT投資がその資金を回収できるか、と疑念が生じている。巨大IT企業は設備投資資金を社債発行に頼ってきた。その構図が崩れつつある、とメディアは騒ぎ立てる。いつものパターンである。
ちなみに、マイクロソフト(MSFT)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、アルファベット(GOOGN)、オラクル(ORCL)、メタ・プラットフォームズ(META)などハイパースケーラーの社債発行額は2025年が1000億ドル、2026円が2600億ドル、2027年が4000億ドル(計画)と激増する。
AI時代の到来を背景に、サイバー攻撃が活発化、連日のようにニュースの話題になっている。この1ヶ月の間に、情報漏洩は3億件に達する、という。サイバーセキュリティの重要性が高まっている。マーケットではソリトンシステムズ(3040)、グローバルセキュリティエキスパート(4417)などが人気を集めている。
10月29日(木曜)に日本証券新聞社主催 ひろぎん証券協賛の株式講演会を開催します。
会場は広島・はつかいち文化ホール、筆者(杉村富生)の登壇14:40~15:20です。
演題は『第4次産業革命と株式市場!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。
https://www.nsjournal.jp/seminar/20261029hatsukaichi/

