イラン戦争は結局、アメリカの敗北(良くて引き分け)に終わりそうである。ベッセント財務長官がイランに対し、「最大規模の経済制裁を」と言い出したのは武力による制圧をあきらめたことにほかならない。この場合、ターゲットはイラン産原油の80%を買っている中国になろう。
まあ、兵糧攻めだが、世界最強のアメリカ軍が航空機、ミサイルなどを総動員したにもかかわらず、イランのイスラム革命防衛隊を撃ちまかせなかったのは確かだろう。やはり、ロシアによるウクライナ侵攻は4年半を経過したが、軍事大国ロシアに対し、ウクライナが善戦している。
当初、ロシアのプーチン大統領は「1週間以内にウクライナ全土を占領できる」と豪語、テレビ用の演説まで用意されていた、という。確かに重戦車を中心とする機甲軍団が次々と国境を越えていくさまは「いや~、これは短期間に戦争は終わる」と。そう、みんな思ったに違いない。
しかし、数時間後、テレビに映し出されたのはおびただしい戦車の残骸である。もちろん、ロシアの機甲軍団だ。戦車を壊滅させたのは対戦車ミサイル「シャベリン」だった。攻撃用ヘリコプターは「スティンガー」のマトにされた。戦争の形態は劇的に変わったようだ。その後の白兵戦ではドローンが活躍している。
実はイラン軍が最強のアメリカ軍に抵抗できているのはドローンの効果といわれている。なにしろ、安価(1基30万~500万)であり、大量に生産(週間ベースでは1万~2万基)できる。これに対し、迎撃用のミサイルは1発あたり数十億円する。コスト面では対抗できない。日本では軍事用のドローン開発は遅れている。
9月12日(土曜)に日本証券新聞社主催中原証券協賛の株式講演会を開催します。
会場は栃木・サンプラザ本館、筆者(杉村富生)の登壇15:30~16:30です。
演題は『秋相場の活躍期待株を探る!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。
https://www.nsjournal.jp/seminar/20260912tochigi/

