全般相場はキオクシアホールディングス(285A)次第の展開、と考えている。株価は7月29日に、3万6020円の安値をつけたあと、戻りに転じている。売買代金が29日に3兆5849億円(東証プライム市場の27%)、30日に3兆6953億円(同29%)に膨らんだ。これは底打ちのシグナル(新たな買い手の出現)と判断できる。
キオクシアホールディングスは9月末割当で1対3の株式分割を行う。さらに、3000万株(上限8000億円)の自社株買いを発表している。発行株式数の5.5%だ。これは会社側が株価を意識している(経営者は株主とともにある)証拠だろう。市場では「先行投資を」との声があるが、会社側は稼ぐ力に自信を持っている。
つれて、SUMCO(3436)、松尾電機(6969)、ニッポン高度紙工業(3891)、ローツェ(6323)、フェローテック(6890)、JX金属(5016)、タツモ(6266)などが戻りに転じるだろう。日経平均株価はハイテク指数だ。このセクターが上昇すれば上値は大きくなる。ただし、日本市場には円高リスクがある。
改めて述べるまでもない。株価は1株利益と株価収益率の積によって、算出される。ちなみに、2026年12月末の日経平均株価は5万0339円だったが、今年6月22日には7万2831円の史上最高値まで駆け上がった。昨年末のPER(株価収益率)は19倍だった。それが史上最高値時点では逆に、18倍に低下している。
日経平均株価は昨年末~6月高値に44.7%上昇した。それなのに、PERが低下したのはなぜか。それはEPS(1株利益)が昨年末の2561円が7月1日には3855円と、急増した結果である。ではなぜ、EPSが急落したのか。好業績?いや、違う。その理由キオクシアホールディングスにある。
8月27日(火曜)に日本証券新聞社主催の株式講演会を開催します。
会場は東京証券会館、筆者(杉村富生)の登壇15:00~16:00です。
演題は『異次元の急騰相場に乗り遅れるな!』になります。
入場は無料、ぜひご参加を。
https://www.nsjournal.jp/seminar/20260827tokyo/

