先週末のナスダック市場(指数)は1121ポイント(4.18%)安の2万5709ポイントと急落した。日米金融当局の利上げ観測に加え、ブロードコム(AVGO)の決算不振、スペースX(SpaceX)の上場を控えたリバランスの動きを警戒している。1本足打法(AI・半導体関連セクターの集中物色)の反動もあろう。
スペースX(SpaceX)の上場(12日)は公開価格135ドル(1株)、5億5560万株を売り出し、750億ドルを調達する。今回の上場は「レーン構造」と呼ばれる手法を使う。証券会社に対し、特定の投資家、地域ごとの役割、株数を割り当てる。証券会社はそれぞれ担当する領域に集中する。売り出しは全体の15%である。
聞くところによると、日本ではみずほ証券、SBI証券、楽天証券などが引き受け幹事に入っている。そこに、5000万円を送金、「買えるだけ買ってくれ」という投資家がいたとか。まあ、買い気は強い。750億ドル(約12兆円)の資金調達について、マーケットは気にしているようだが、実際は問題ないのではないか。
アクティビストの日本での活動資金は約18兆円といわれている。しかし、実際はケタが違う。背後にはブラックロック(BLK)、ケー・ケー・アル・アンド(KKR)をはじめ、プライベートエクイティファンド、多国籍企業のREITなどが存在する。そうでなければメタボ企業の不動産(想定される放出額は320兆円)の買収など、絶対に不可能だろう。
実際、彼らは富士ソフトの企業丸ごと、サッポロホールディングス(2501)の恵比寿ガーデンプレイス、西武ホールディングス(9024)のホテル群、優良オフィスビル、シャープ(6753)の堺工場、帝国ホテル(9708)のタワー館など軒並み買っている。アクティビストが攻勢をかけ、その後に”大物“が不動産を買収する、という戦術である。
7月6日(月曜)に日本証券新聞社主催 阿波証券協賛の株式講演会を開催します。
会場は阿南市文化会館、筆者(杉村富生)の登壇15:00~16:00です。
演題は『異次元の相場にどう対応するか?』になります。入場は無料、ぜひご参加を。https://www.nsjournal.jp/seminar/20260706anan/

