アメリカ市場はイラン情勢をものともせず、AI・半導体、データセンター関連セクターを中心に堅調である。S&P500指数、ナスダック指数、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は史上最高値だ。アップル(AAPL)、インテル(INTC)などが強い。イラン情勢については「考えても仕方がない」といった状況だろう。
実際、トランプ大統領の発言はコロコロ変わる。これに一喜一憂するのはバカバカしい。東京市場では引き続いて山洋電気(6516)、湖北工業(6524)、TOTO(5332)、ファナック(6954)、日本電子材料(6855)などが買われるだろう。やはり、AI・半導体、データセンター、フィジカルAI関連銘柄である。日経平均株価は7万円を目指している。
アメリカ、メキシコ産原油を積載した中型タンカー(8万トンクラス)は現在、8隻がパナマ運河を通り、日本に向かっている。ちなみに、パナマ運河は積載重量が20万~50万トンクラスの大型原油タンカー(VLCC)は通行できない。このため、中型タンカーは奪い合いの状況だという。
また、出光興産系の大型タンカーが原油200万バレルを満載、ホルムズ海峡を通過、日本(名古屋)に向け航行している。先週はロシア産(サハリン2)の原油を積載したタンカーの入港があった。イラン戦争後は初の日本着である。石油は十分にあり、オイルショックなど起こり得ない。売り方は壊滅状態である。
これは原油の調達先の多様化(アメリカ、カザフスタン、アゼルバイジャン)が進んでいる証拠である。こうした状況を受け、外国人は4月第1週~第3週には一転し、4兆5544億円の買い越しだ。ファナック(6954)、キーエンス(6861)がストップ高になる時代である。とてつもない巨大な資金が胎動していると思う。
経済評論家 杉村富生の5月~6月前半の講演会情報を更新しました。
5月は東京(15日・23日)、岡山・倉敷(28日)、6月は東京(11日)で開催します。
ぜひ、ご参加をしてみてはいかがでしょうか。会場でお会いしましょう。

