中東情勢の緊迫化に加え、アンソロピック・ショックの後遺症、ディベースメント取引の巻き戻し、HALO投資の台頭など投資家にとって、気の休まるヒマがない。ただ、アンソロピック・ショックは過剰反応と思う。ただ、イラン情勢は収束の兆しがみえない。ディベースメント取引は基本的に「脱ドル」だ。この動きは継続するだろう。
物色面では高市政権の高圧経済の柱の17の戦略分野がメーンテーマとなろう。すなわち、骨子は経済安全保障の確立、サプライチェーンの構築、AIの実装と計算革命、社会インフラ(基盤)の刷新および強靭化である。日本アビオニクス(6946)、K&Oエナジーグループ(1663)、日本ギア工業(6356)などに注目できる。
なお、17の戦略分野は防衛、AI・半導体、造船、量子、合成生物学・バイオ、航空・ 宇宙、デジタル・サイバーセキュリティ、コンテンツ、フードテック、資源・エネルギー・GX、防災・国土強靱化、創薬・先端医療、フュージョンエネルギー(核融合)、マテリアル(重要鉱物・部素材)、港湾ロジスティクス、情報通信、海洋など。
17分野は多岐にわたるため、「総花的だし、マトが絞れない」との声がある。ただ、これらのセクターが循環物色されている。当面は中東情勢の緊迫化を背景に防衛、資源・エネルギー・GX、造船、航空・宇宙、海洋などのテーマがクローズアップされるだろう。この関連銘柄は逆張りが有効である。
さて、9日は「SQ週の魔の月曜日」だ。日経平均株価は大幅安になっている。三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、IHI(7013)は狙える。ただ、IHIは航空・宇宙に強いのが魅力だが、ロケットの打ち上げに立て続けて失敗している。製作過程に技術面での欠陥があるのかもしれない。この検証が必要と思う。
経済評論家 杉村富生の3月~4月前半の講演会情報を更新しました。
3月は愛媛・松山(14日)、札幌(28日)、
4月前半は東京(14日)、神奈川・横須賀(18日)で開催します。
ぜひ、ご参加をしてみてはいかがでしょうか。会場でお会いしましょう。

