注目のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演は「雇用情勢が不安定であり、利下げの条件が整った」という予想通りの内容だった。
これを受け、週末のNYダウは846ドル高の4万5631ドルと一気に史上最高値を更新、ナスダック指数も396ポイント(1.88%)高と急伸した。一方、為替は1ドル=146円第台の円高である。
2024年の夏~秋の株式市場は大波乱に見舞われたが、今年は今のところ平穏である。この背景には企業の経営改革、株主還元姿勢の強化、外国人の猛攻にみられる需給の改善などがある。さらに、政治的には政策の転換(減税、財政出動路線)が大きい。与党(自民党、公明党)の敗北が株高という皮肉な結果になっている。
もちろん、夏場は多くの人々がサマーバカンスだ。確かに、こんなに暑くては外出するのは大変である。まあ、高校野球が終わってしまうと、昼間にテレビを見る楽しみがなくなるが…。それならディーリング(株式投資)だろう。家でじっくり取り組める。それと、この際、秋に備えて有望株を発掘されてはいかがだろうか。
さて、夏は「お化け」の季節である。こんなときはデータセクション(3905)、GMOインターネット(4784)、東京電力ホールディングス(9501)、フジ・メディア・ホールディングス(4676)、トライアルホールディングス(141A)、AIストーム(3719)などちょっと怪しい(失礼!)銘柄が面白い。もちろん、株価支援材料を内包している。
8月26日(火)8:20~8:40
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