ちなみに、アメリカ市場の時価総額トップはエヌビディア(NVDA)の600兆円である。まあ、これはイギリス市場の時価総額よりも大きい。日本企業と比較するのがためらわれるが、東京市場の時価総額1位はトヨタ自動車(7203)の39.9兆円である。エヌビディアは「別格」とはいえ、15分の1にすぎない。う~ん、言葉につまる。
さて、東京市場の時価総額ランキングの2位は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の24兆円、3位はソニーグループ(6758)の21.9兆円となっている。この3社の時価総額の合計は86兆円にとどまる。日本では間違いなく大企業だ。誰でも知っている。
アメリカ市場はどうか。2位はマイクロソフト(MSFT)の546兆円、3位はアップル(AAPL) の460兆円だ。1~3位の3社合計では1600兆円になる。う~ん、いやはや?何とも、随分違う。それだけ、日本株は出遅れている、ということだろう。
筆者は一貫し、この修正が始まる、と主張している。いや、すでに始まっている。首都圏の土地・建物を外資が買っているし、外国人の猛烈な日本株買い(14週連続の買い越し→4月第1週~7月第1週に4兆9784億円)がそうじゃないか。
個別銘柄ではグループ再編の思惑を秘めるGMOインターネットグループ(9449)、データセンターの建設を推進中のデータセクション(3905)、情報セキュリティのFFRIセキュリティ(3692)、データセンター建設に関わるアドソル日進(3837)、地方創生のテーマに乗る農業総合研究所(3541)などに妙味があろう。
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