大発会のストップ高は買い気の強さを示唆!

杉村富生 兜町ワールド

あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします!新年である。多くの投資家の皆さんが「今年も…」とか、「今年こそは…」と決意を新たにされている、と思う。とはいえ、大化け(出世)株を探し、資産を大幅に増やすのは難しい。そこでそのヒントを紹介する。まず、大発会(16日)の値動きが参考になる。

大発会の日経平均株価は587円安の39307円だった。主軸株は売り物でのスタートだ。買い手は少ない。しかし、ストップ高が17銘柄あったことが示しているように、個別物色機運は極めて旺盛である。インデックスにこだわっていると、トレンドを見誤る可能性があろう。

古来、経験則的には暴落日の“赤札”銘柄を狙え、という。まして、ストップ高は買い気の強さを物語っている。ちなみに、ストップ高はプライム市場のジェイテックコーポレーション(3446)、野村マイクロ・サイエンス(6254)、アンビシャス(札幌市場)の伸和ホールディングス(7118)など。

さらに、ストップ高はスタンダード市場の東海染工(3577)、ユビキタスAI(3858)、日本ラッド(4736)、室町ケミカル(4885)、リベルタ(4935)、GFA(8783)、グロース市場のWill Smart(175A)、visumo(303A)、アスタリスク(6522)、トゥエンティーフォーセブン(7074)などがあった。

グロース市場ではこのほかにFusic(5256)、リグア(7090)などがストップ高まで買われた。17銘柄のうち、翌7日の買い物を集めたのはvisumo、ファンデリー(3137)、ジェイテックコーポレーション、東海染工、アスタリスク、日本ラッド、室町ケミカル、リベルタ、Fusic、野村マイクロ・サイエンス、GFAなど。

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