短期・順張りは強い銘柄を攻めるのがセオリー!

杉村富生 兜町ワールド

株式投資には長期・逆張りと短期・順張りがある。当たり前の話だが、短期・順張りは強い銘柄を攻めること、これがセオリー(基本)である。改めて述べるまでもない。そう、ひらすら値動きを追う。ダメだったらためらわず、投げる。押し目買いの戦術はない。上場来高値銘柄はターゲットとしてそのルールに合致する。

上場来高値銘柄は防衛関連の三菱重工業(7011)、三菱電機(6503)などがそうだ。さすがに、ここ数日は全般の急落相場に押されているが、防衛費の増額は世界的なトレンドである。トランプ政権はアメリカの負担を減らす方針だ。同盟国だって、例外ではない。「アメリカに頼るな」と脅しをかけている。

このほか、防衛関連セクターでは「スタンド・オフ・戦術」の流れを受け、電子戦に強い菱友システムズ(4685)、日本アビオニクス(6946)は狙える。菱友システムズは三菱重工業が筆頭株主(発行株式数の31.1%を保有)、日本アビオニクスの主力ユーザーはNEC(6701)、三菱重工業である。

EU(欧州連合)は8000億ユーロ(約128兆円)の防衛費の増額を決めた。ドイツは憲法を改正、軍事費・国家安全保障に関わる支出は債務ブレーキの枠外とする。まさに、アメリカに頼れない以上、「自分の国は自分で守る」との姿勢を鮮明に打ち出している。当然の政策転換だろう。

ウクライナのゼレンスキー大統領ではないが、無法国家(ロシア?)の前には「国連は何の役にも立たない」。中国もそうだ。国連主導の平和などあり得ない。日本は防衛力整備5カ年計画(20232027年度)に、43兆円(前の5カ年計画は27.5兆円)を投じる。1.6倍である。

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