やはり、nmsホールディングス(2162)は役員(前社長)の不祥事がダメージとなった、と思う。今回は不正経理だったが、金額は少なかったし、決算処理は済んでいる。ただ、この種のトラブルは株価的には尾を引く可能性がある。機関投資家は買わない。この点には注意を要する。
とはいえ、nmsホールディングスのPERは8~9倍だ。いかに、イメージが大切か、ということ。改めて述べるまでもない。需給と人気はPERに影響を与える。信用力もあろう。今回、業界トップのワールドホールディングス(2429)が筆頭株主になったことにより、信用力が増し、イメージが改善につながるだろう。
商いを伴わない反発には限界がある。フジクラ(5803)の売買代金は膨らんでいるが、株価的にはここからが正念場だろう。ソニーグループ(6758)、任天堂(7974)、ゆうちょ銀行(7182)の商いが弾んでいる。バンダイナムコホールディングス(7832)の出来高も多い。ゲームセクターには外国人買いが入っている、という。
既報のnmsホールディングスはスタンダード市場の銘柄だ。加えて、不祥事の影響が残っている。ただ、出来高は連日、50万株ほどをこなし、まずまずだ。プライム市場とはスケールが違う。参加者はほとんどが個人である。その点では40万~50万株の出来高は「十分」といえるだろう。
フライトソリューションズ(3753)の出来高は急増している。先週金曜日(21日)には32万6000株と急増した。株価は32円高の289円だった。急動兆である。マイナンバーカードを用いた厳格な本人確認に対応できる多機能決済装置「Incredist Premium III(インクレディスト・プレミアム・スリー)」の量産が材料となっている。
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