アンソロピックの上場が決定!NTTと連携!

杉村富生 兜町ワールド

巨大IT企業(AI開発)のアンソロピックが11月中旬に、ナスダック市場に上場する。15兆円の資金を調達するという。同社はAI開発の有力企業だが、データセンターの建設に意欲的だ。大坂に、NTT(9432)、NTTデータと連携し、世界最大級のデータセンターを建設するプロジェクトを勧めている。

NTTは国内通信大手である。携帯電話などの個人向け通信サービスを基本とする。現状は法人向けITサービス、データセンター事業を手掛け、事業領域を広げている。アンソロピックとの協業が好例だ。SBIホールディングス(8473)とは資本・業務提携を行っている。金融業界に対してのデータビジネス、AI活用が狙いだろう。

足元の業績は好調に推移している。2027年3月期の配当は5.4円(前期は5.3円)とする。わずか10銭の増配だが、16期連続の増配である。この意気込みは評価できる。株価は6月23日に142.6円の安値をつけたあと、10月23日には181.3円の高値まで買われるなど、動兆しきりだ。時価は177円がらみ。この水準は買える。

全般相場は6月中旬以降、調整局面に入っていたが、ようやく3段下げが完了、日経平均株価は10月23日の6万1462円が底値になったようだ。この局面はキオクシアホールディングス(285A)などの売られすぎ銘柄の突っ込み買い、東京海上ホールディングス(8766)に代表される逆行高銘柄を追撃する戦術が有効と思う。

ベイカレント(6532)、JT(2194)、ゼンショーホールディングス(7550)、ブロンコビリー(3091)は上場来高値圏にある。いわゆる“青空”を疾駆中だ。要するに、買い方は全員利食いの状態にあり、売り方は全滅に近い。これは株価の強さを示している。だからこそ、チャート的には“青空”と形容する。

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