セリングクライマックスを通過、上昇波動に!

杉村富生 兜町ワールド

今年後半(6月以降)の相場は基本的に、ボックスゾーンの動きといえる。いわゆる、往来相場だ。日経平均株価(ザラバベース)は高値が6月22日の7万2831円、8月14日の6万9608円、10月6日の7万0798円となっている。安値は7月29日の6万0448円、9月14日の6万2726円、10月23日の6万1462円である。

外部環境ではイラン情勢、アメリカの中間選挙、原油価格の動向、FRBの金融政策などがポイントだろう。需給面はAI・半導体、データセンターセクター(ハイテク株)の株価の動きに加え、ミューチュアルファンド、ヘッジファンドの決算が焦点になっている。ただ、これらの気掛かり要因はほぼピークをすぎた、と思う。

株価的にはセリングクライマックスを越えた。現在の状況は“余震”にすぎない。インデックス面ではここからの下値は知れている。需給面は「株価調整によってのみ、是正される」のがセオリーだ。すなわち、株価の下落は新たな買い手の登場をうながすとともに、買い方の投げを誘発し、株価調整が一気に進んだことを意味する。

当面はリネットジャパングループ(3556)、KeePer技研(6036)、ブロンコビリー(3091)、ノースサンド(446A)、東京海上ホールディングス(8766)、ワークマン(7564)、NTT(9432)など逆行高の銘柄にマトを絞る戦術が有効だろう。古来、「暴落日の“赤札”銘柄を狙え」というではないか。

高度医療の動物病院を全国展開するWOLVES HAND(194A)の2027年6月期の1株利益は132円(前期は125円)、2028年6月期は152円と予想されている。今期は26円の初配当を行う。来期の配当は28円〜30円の計画だ。売り出し価格(1791円)を下回っている時価近辺は押し目買いのチャンスと判断する。

昨日の10月26日月曜日、16:00〜16:30
日経ラジオのパンローリングpresentsキラメキの発想〜投資戦略ラジオ〜
に出演しました。
オンエア後はラジコタイムフリーで配信!どうぞお楽しみください!
https://www.radionikkei.jp/kirameki/

目次