東京海上ホールディングス、東京電力ホールディングスを狙う!(4)

杉村富生 兜町ワールド

東京電力ホールディングス(9501)の再生プロジェクトは第2ステージに突入している。最終ゴール(第7段階)までの道のりは遠いものの、計画は順調だ。恐らく、中・長期的にはデータセンター、AIの需要取り込み(第4段階)が株価を刺激するタイミングを迎えるだろう。その時期はそんなに遠くない、と思う。

株価的にはカラ売りが激増している。ショート筋は国家を相手に売りを仕掛けている状況だ。いずれ、大踏み上げ相場に発展するだろう。アメリカではデータセンターに反対する機運が高まっている。建設差し止め訴訟は533件に達する。この背景には水の大量消費、電力料金の値上げ、騒音・健康被害などがある。

日本ではまだ、そんな状況にはなっていない。電力需給は良好だ。ただ、水騒動は起こっている。ともあれ、データセンターの建設にはそんなに、時間的な余裕はない。東京電力ホールディングスの再生計画のゴールはマスコミが唱えるような「30年、40年先」ではない。2~3年のうちに、方向性は見えてくるだろう。

株価的には10月以降、東京電力ホールディングスと東京海上ホールディングス(8766)がデットヒートを展開する、と考えている。とりあえず、どちらが先に600円台に乗せるか、そして中期的には4ケタ奪回を目指すことになろう。両社とも、それだけの株価反騰材料を秘めている。株価が500円がらみでは「材料株」のグループになる。

日銀は利上げを継続する。ベッセント財務長官は「日本がリフレ政策をやめ、日銀の利上げを求める」と繰り返し、語っている。まあ、露骨な「内政干渉」だが、日本にはそれを拒否する力はない。いや、反抗しないだろう。アメリカの介入は円高定着まで続くに違いない。金融株(損保)、電力株は円高に強い傾向を指摘できる。

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