ターミナルレート(日銀が利上げ局面において、最終的に政策金利をどこまで上げるか、という市場の予想)は従来、「1.75%~2.00%」だったが、ベッセント財務長官の“圧力”のほか、日銀幹部の「金融正常化に加え、インフレに対応する」との発言を踏まえると、「2.50%」程度に切り上がったのではないか。
この結果、地銀株に対する投資家の関心は一段と高まるに違いない。利ザヤの拡大に加え、地方創生、業界再編の思惑もある。いよぎんホールディングス(5830)、千葉銀行(8331)、岩手銀行(8345)、横浜フィナンシャルグループ(7186)、めぶきフィナンシャルグループ(7186)、七十七銀行(8341)などに注目できる。
さて、全般相場については日経平均株価が6月22日に、7万2831円の高値をつけたあと、高値しぐれ商状を続けている。日米ともに、長期金利が上昇、原油(WTI)は1バレル=90ドル台に乗せてきた。イラン戦争は収束のメドが立っていない。外部環境は“悪”だろう。
外国人、機関投資家など主力の投資家が本格的にマーケットに戻ってくるのはアメリカの「夏の終わりを告げる3連休」と称されるレイバー・デー(9月7日)、日本の11年ぶりのシルバーウィーク(9月19日~23日の5連休)明けとなろう。それまでは辛抱である。まあ、9月~10月は荒れる。
9月は国内法人、機関投資家は中間決算期末、10月はミューチュアルファンド、11月はヘッジファンドの決算だ。11月にはアメリカの中間選挙が控えている。支持率低下に悩むトランプ政権は一発逆転の奇策を打ち出してくる可能性があろう。マーケットはその言動に身構えている。なにしろ、ハチャメチャな人物である。
9月12日(土曜)に日本証券新聞社主催中原証券協賛の株式講演会を開催します。
会場は栃木・サンプラザ本館、筆者(杉村富生)の登壇15:30~16:30です。
演題は『秋相場の活躍期待株を探る!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。
https://www.nsjournal.jp/seminar/20260912tochigi/

