基本は調整局面!個別物色作戦が有効!

杉村富生 兜町ワールド

基本は調整局面である。サマーバカンスとあって、市場参加者が少ない。イラン情勢は相変わらず、不透明だ。ただ、GO(581A)は堅調だし、東京電力ホールディングス(9501)は出直り態勢を鮮明にしている。東京海上ホールディングス(8766)は9月末に、1対15の株式分割を実施する。当面は個別物色の投資作戦が有効だろう。

扶桑化学工業(4368)は超純度コロイダルシリカ、リンゴ酸などにおいて、圧倒的な国際競争力を有する。半導体製造用研磨剤が絶好調だ。やはり、2027年3月期は史上最高決算が見込まれている。新中期経営計画では30年度に売上高1200億円、営業利益360億円(今期予想比5割増)を予想している。

このほか、日東紡(3110)、レゾナック・ホールディングス(4004)、JX金属(5016)、三井金属(5706)、フジクラ(5803)などが業態変貌企業として知られている。いずれも業績は絶好調だ。株価はこのところ調整しているが、天与の押し目買いチャンスだろう。エヌビディア(NVDA)の最新鋭GPUの組み立てが始まった、という。

ニチコン(6996)は生成AI関連のアルミ電解コンデンサ、EV向けのフィルムコンデンサの大手である。両製品ともに、順調に伸びている。家庭用蓄電システムは大幅増だ。これには補助金の効果がある。2027年3月期は9%増収、6%増益、1株利益は100円(前期は94円)と、期初予想を据え置いている。

しかし、第1・四半期の最終純益は前年同様比2倍強の24億7100万円と、通期予想の67億円の36.8%を確保、増額修正が必至の情勢にある。単純計算だが、1株利益は140円強となろう。配当は2円増の39円とする方針を明らかにしている。連続増配だ。28年3月期の配当は40~42円と予想されている。

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