株式市場の金鉱脈を探そうじゃないか?(2)

杉村富生 兜町ワールド

その、「鉱山部長さん」、実は「私は北海道、東北、関東、東海、近畿、中国、四国、九州などすべての山を踏破した」と。もちろん、金鉱脈を求めて。もちろん、やみくもに行ったわけではない。まず、白いかけら(石英)が残っている場所だ。これは金採掘のあとになる。そして、河口の砂金である。その川を上流まで登る。

次に、金山という地名である。金山には何らかのいわれがある。だから、「あなたの故郷の裏山にも登った」。金は?「あれはキラキラ輝く雲母だった」という。先人はそれを砂金と間違えたのだろうか。実際、素封家が坑道を掘った。いずれにせよ、日本には鹿児島・菱刈金山に続く有望鉱山が眠っているはずだ、と彼は言う。

菱刈金山の平均品位はトン当たり20グラム(世界的には4グラム程度)と、世界屈指の鉱山である。いま、国内での探鉱事業は外資が行っている。すでに、鹿児島県北部の山ヶ野金山跡、北海道などにおいて、新鉱脈を発見している。アステリア(3853)は金鉱脈になり得る。ノースサンド(446A)は大上放れの動きを見せている。

鹿児島県北部の山ヶ野金山跡ではカナダの探鉱会社「アービング・リソース」が1トン当たり金の含有量10〜46グラムの鉱石を発見している。鹿児島県ではかつて是川銀蔵氏が金鉱山の鉱区を保有していたことがある。彼は相場師と呼ばれるの嫌ったが、実はそれ以上にリスクを負う山師だったのである。

ちなみに、世界最大の採掘量を誇る南アフリカの金鉱山の平均品位は3〜4グラムに過ぎない。しかも、鉱脈の深度は3000〜4000メートルと深い。その点、鹿児島県の金鉱脈は300〜400メートルの深度にあって、「浅い」といわれる。南アフリカの金鉱山は硫化水素の中を掘り進む。

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