株式市場の金鉱脈を探そうじゃないか?(1)

杉村富生 兜町ワールド

これはビッグニュースである。SKハイニックス(SKHY)が40兆ウォン(約4兆円)の自社株買いを発表した。キオクシアホールディングス(285A)の8000億円の自社株買いを大幅に上回る。やはり、稼ぐ力の大きさを証明した格好だ。マイクロン・テクノロジー(MU)も自社株買いを準備している、という。

SKハイニックスの自社株買いは日本のAI・半導体、データセンターセクターの反騰相場の支援となろう。エヌビディア(NVDA)もそうだった(今年1月に約12兆円の自社株買いを発表)が、「誰も買わないのなら自分で買う」との姿勢だ。もちろん、これらの企業には高収益の裏付けがある。

キオクシアホールディングスは8月19日に、4万9580円の安値まで売り込まれた。6月22日の安値3万6020円~その後の高値6万1840円まで2万5820円の急騰劇を演じている。この上げ幅の半値押し水準が4万9600円がらみだ。さらに、8000億円の自社株買い(1613万株)の平均コストが4万9600円となる。

さて、 昔、昔の話である。筆者が証券業界紙の記者だったころのこと。三菱マテリアル(5711)は三菱金属だった。当時、社内に「鉱山部」という国内外の金鉱脈を探す部門があった。あるとき、広報室長さんと飲む機会があり、彼が「鉱山部長さん」を連れてきたのだ。三菱金属は佐渡鉱山の経営を行っていた経緯がある。

彼はビールを飲み終わると同時に、「杉村さん、出身は九州だそうですが…」と切り出した。「いや〜、故郷は熊本の山奥でしてね。家の前に川が流れ、裏山は金山と言ったのですよ」と語ると、即座に「○○町の××地区でしょう?」と。まさにエッ?である。なぜ、「分かるのですか」とビックリしたのを覚えている。

9月11日(金曜)に日本証券新聞社主催の株式講演会を開催します。
会場は福岡・リファレンスHS福岡天神貸会議室、
筆者(杉村富生)の登壇15:30~16:30です。
演題は『秋相場の活躍期待株を探る!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。
https://www.nsjournal.jp/seminar/20260911fukuoka/

目次