東京市場には明るい材料がある。そう、ネガティブな材料ばかりではない。高市政権は成長戦略(17分野に370兆円を投入)を推進する。これこそが「失われた30年」の脱却を意味し、経済活性化の第一歩となろう。これに第4次産業革命(AI・半導体、データセンターの巨額投資)が加わる。これをエフェクト(効果)という。
さらに、個人金融資産のリスク資産へのシフト(NISAなどを通じ、年間10兆~20兆円が証券市場に流入)、さらには好業績&好需給がある。経常利益は2027年3月期が14.9%増(製造業は20.4%増)、2028年3月期が10.8%増(同13.8%増)の予想である。NISAは外貨に流出、円安要因になっているが…。
ともあれ、ファンダメンタルズは良好である。これは企業がコロナショック、ロシアのウクライナ侵攻、トランプ関税、中東戦争(第3次オイルショックの危機)など国際級のトラブルを乗り越えたことを意味する。確かに、日米欧の金融当局はタカ派にシフトしているが、これは好景気(米国の雇用統計は不振)の裏返しである。
需給面では年間20兆円ペースの自社株買いが続いている。4~6月は8.6兆円(設定額べース)だった。年換算では32兆円強ペースとなる。これは大きい。日銀のETF買いは2015年に始まり、その買い金額は37兆円に達したが、年間では3兆~6兆円だ。20兆~30兆円の自社株買いの“威力”が理解できる、と思う。
要するに、好業績&好需給、政策支援、自社株買い、アクティビストの暗躍、第4次産業革命(AI・半導体、データセンターエフェクト)が株高を支える。この局面ではレアメタルのアサカ理研(5724)、ヨウ素の伊勢化学工業(4107)、チタン酸バリウムの堺化学工業(4078)、ロボティクスのRSC(4664)などに妙味があろう。
7月25日(土曜)にラジオNIKKEI&プロネクサス共催企業IR&個人投資家応援イベントを開催します。
会場はTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口になります。
筆者(杉村富生)の登壇時間は16:25~17:25です。入場は無料、ぜひご参加を。
2026年後半の相場展望、および活躍期待セクターについて解説します。https://www.radionikkei.jp/irevent/260725sendai.html

