常に、暴落を阻止するのはアクティビスト?(1)

杉村富生 兜町ワールド

もちろん、マーケットが本当に気にしているのは日銀、およびFRBの金融政策だろう。1516日の金融政策決定会合では0.25%(0.75%→1.00%に)の利上げを行う、とみられている。これが「円キャリートレードの巻き戻しを誘発するのでは…」と市場関係者は危惧している。ただ、株価はかなりの部分を織り込んだのではないか。

それに、政策金利はわずか1.00%になるだけだ。欧米との比較では十分に、超低金利状態である。しかし、海外ファンドの多くは日本の低金利、かつ潤沢な資金を調達、それにレバレッジをかけ、運用してきた。わずか、25ベーシスポイントの利上げ(31年ぶりの水準になる)とはいえ、リスクが取りづらくなるのは確かだろう。

さて、暴落局面を救うのは皮肉なことにアクティビストである。彼らは株価が安くなると、「ここぞッ」とばかりに買う。多くの投資家は投げ売り商状なのに。日本にいるアクティビストの活動資金は18兆円程度といわれている。しかし、彼らのバックには巨大な国際マネーが存在する。だからこそ、首都圏の不動産をあさることができる。

彼らはメタボ(大量の不動産を保有、かつキャッシュリッチ)企業を狙う。表向きは資本効率の改善を求める。ROE(株主資本利益率)を高めよ」と主張し、最終的には「不動産を売れ」と迫る。そして、ケー・ケー・アル・アンド(KKR)、ブラックストーン・グループ(BX)などが登場する。

実際、東京都内の優良物件(恵比寿ガーデンプレイス、東京ガーデンテラス紀尾井町、日産自動車の本社ビルなど)はみんな買収されてしまったじゃないか。これが「18億円の活動資金」だけで実現できるはずがない。業績が絶不調の日産自動車(7201)はなぜか、土地も会社も狙われている。

6月20日(土曜)に日本証券新聞社主催 今村証券協賛の株式講演会を開催します。

会場はFBCホール(福井放送本社)、筆者(杉村富生)の登壇15001600です。

演題は『サナエノミクス相場が本格始動!』になります。

入場は無料、ぜひご参加を。https://www.nsjournal.jp/seminar/20260620fukui/

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