この世界(証券市場)に身を置いた人(業界関係者、投資家)は誰だって、経験があるだろう。マーケットはときに、かんしゃく(テーパー・タントラム)を起こすことがある。暴落だ。昨年4月、今年4月がそうだった。昨今はトランプ関税、今年は中東情勢(イラン戦争)をイヤ気したもの。この結果、株価は理不尽に売り込まれる。
パニック的な商状に陥る。週明け6月8日がそうだった。先人はやってはいけないこと、として狼狽(ろうばい)売り、腹立ち売り、やみくも売りなどをピックアップしている。まさに、8日がそうだ。キオクシアホールディングス(285A)、ソフトバンクグループ(9984)、アドバンテスト(6857)など人気銘柄が軒並み安となった。投げ売りである。
東京エレクトロン(8035)は4060円安、古河電気工業(5801)は4360円安、イビデン(4062)は1570円安だ。こうなると、もう手がつけられない。人々は心理的にパニック状態になり、我先に売る。まあ、1日に8~9%も下げては…。つれて、「株価がなくなってしまうのではないか」との恐怖感が台頭する。
暴落時のいつものパターンである。再三指摘しているように、株式市場はここ数年、コロナショック、ロシアのウクライナ侵攻、トランプ関税、イラン戦争などの世界規模のアクシデントを乗り越えてきた。それに比べると、スペースX(SpaceX)のIPO(約12兆円の資金を調達)など小さな出来事ではないか。
きんでん(1944)、ベステラ(1433)、千葉銀行(8331)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などは動兆しきり。ひところのAI・半導体フィーバー(物色の一本足打法)が一巡し、個別銘柄が物色される展開になったようだ。個人投資家の皆さんにとっては「やっと、良好な地合い」になった、ということ。
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