目先的には大幅高の反動に加え、外部環境の悪化を受け、やや波乱含みの展開になりそうである。日経平均株価は6月3日に、1667円(2.5%)高の6万8402円と急騰(ザラバ高値は6万8786円)した。もちろん、新高値だ。AI・半導体関連セクターがフィーバーを演じ、「一本足打法」と形容されている。
しかし、トランプ関税の追加(12.5%)、中東情勢の緊迫化、日銀の利上げ観測(6月15~16日に金融政策決定会合)など、にわかに不透明感が漂い始めた。6月12日にはスペースX(SpaceX)のIPOが控えている。5億5560万株(価格は135ドル)、750億ドルの資金を調達する。2019年のサウジアラムコの256億ドルを上回る。
この局面では嵐のコンサートで活躍のロココ(5868)、イベント企画のヒトトヒトホールディングス(549A)、テー・オー・ダブリュー(4767)、量子コンピューター関連のテラスカイ(3915)などに注目できる。なお、ヒトトヒトホールディングスの松本哲裕社長は松井秀喜氏と星稜高校時代のチームメートである。
さて、これは画期的な出来事である。先日の東京市場の時価総額トップにソフトバンクグループ(9984)が踊り出た。常連のトヨタ自動車(7203)を抜いた。22年ぶりの首位交代という。3位はキオクシアホールディングス(285A)だ。時代は変わった、ということだろう。いや、やっと海外市場に追いついた、との見方ができる。
しかし、この2銘柄はまだまだ出遅れが著しい。アメリカ市場の時価総額ベスト3はエヌビディア(NVDA)、アルファベット(GOOG)、アップル(AAPL)だが、その3社の時価総額は2285兆円にのぼる。これに対し、日本市場の1~3位の時価総額は130兆円にすぎない。何と、17分の1のスケールである。
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