外国人は日本株に対し、強気である。ベッセント財務長官は先の来日時、「日本は中東騒乱を乗り越えた。“勝ち組”だ」と語った。日本経済は原油高、調達難を克服している。確かに、ナフサは目詰まりを起こしているようだが、昨年夏の米不足と同様、「売り惜しみ」に加え、「流通業者が余分に買う→在庫増」がみられるのだろう。
さて、東証における委託売買代金シェアの6~7割を占める外国人(現物)の買い越し額は4月に入って、第1週が1兆9149億円、第2週が1兆6418億円、第3週が9977億円、第4週が7842億円、第5週が3576億円、5月第1週が1兆2351億円、第2週が5572億円、第3週が4609億円、計7兆9494億円に達する。
彼らはサナエノミクス(日本再生、成長戦略の断行)を評価している。好業績&好需給が株高を支援する。TOPIX採用3月期決算企業の経常利益は2026年3月期が5.5%増、27年3月期が9.6%増、28年3月期が11.3%増と予想されている。特に、製造業の27年3月期は18.3%増と高い伸びになる。
物色対象はAI・半導体関連セクターが軸となっている。その中心にいるのがソフトバンクグループ(9984)である。6兆円出資しているオープンAIの株式公開を9月に控えている。発行株式数の90%を持つアーム・ホールディングス(ARM)の時価総額は60兆円に膨らんでいる。ソフトバンクグループはハイテクセクターの先頭を走る。
株式市場では積層セラミックコンデンサ(MLCC)関連株が人気を集めている。太陽誘電(6976)、村田製作所(6981)が大手だ。TDK(6762)、日本ケミコン(6997)なども手掛けている。ジルコニウム化合物では第一稀元素化学工業(4082)、セパレータではニッポン高度紙工業(3891)が有力企業である。
6月20日(土曜)に日本証券新聞社主催今村証券協賛の株式講演会を開催します。
会場はFBCホール(福井放送本社)、筆者(杉村富生)の登壇15:00~16:00です。
演題は『サナエノミクス相場が本格始動!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。https://www.nsjournal.jp/seminar/20260620fukui/

