半導体などハイテク工場は水・電力を鯨飲する!(1)

杉村富生 兜町ワールド

28日のコラムの続きになるが、ベッセント財務長官は来日したときに日銀に「利上げを」と伝えたのではないか。615日~16日の金融政策決定会合での利上げ(0.75%1.00%)確率は80%に高まっている。ただし、「今回も利上げ見送り」との観測が根強くささやかれている。

さて、巨大IT企業はビッグフォーを中心に、旺盛な設備投資を続けている。その中心はAI・半導体、データセンターなどだ。これらの施設は大量の水を必要とする。すでに、熊本県の菊陽町、東京都昭島市では水騒動が起きている。ともに、地下水をめぐる地元住民との対立である。

昭島市(東京都では唯一、生活用水に地下水を使用)ではデータセンターの冷却に水を使うのを止めた、という。栗田工業(6370)、野村マイクロ・サイエンス(6254)、オルガノ(6368)などは水関連の有力企業だ。ポンプでは荏原(6361)が強い。中・長期的に人気を集めると思う。

半導体工場では大量の水を使う。菊陽町のTSMC(台湾積体電路製造)では地下水を汲み上げている。このため、地下水の水位が急速に下がっている、という。この地域はメロン、スイカ、ニンジンの産地だ。こっちも水を必要とする。水がなければ植物は育たない。人間は空気と同様、水が必要である。

水に続くのは電力だろう。データセンターは都市部に集中する傾向がある。政府は地方分散を求めているが…。通信インフラの問題に加え、顧客が東京、大阪に集積している。このため、電力不足がより深刻になる。関電工(1942)、ユアテック(1934)、きんでん(1944)はロングランに狙える。

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