技術革新のスピード&IT企業のIPO!(3)

杉村富生 兜町ワールド

なお、スペースXの上場は「レーン構造」と呼ばれる手法を使う。すなわち、証券会社に対し、特定の投資家、地域ごとの役割、株数を割り当てる。引き受け証券会社はそれぞれの担当する領域に集中する。オーナーのイーロン・マスク氏は発行株式数の85%を保有し続ける。まあ、大金持ちである。

上場に際し、モルガン・スタンレー(MS)は小口の個人投資家、バンク・オブ・アメリカ(BAC)はアメリカの富裕層、ファミリーオフィスを主な対象とし、UBSグループ(UBS)はこれら顧客の海外での販売を担当する、という。日本の富裕層の多くが「買いたい」との意向を示している。

さらに、シティグループ(C)は海外の個人、機関投資家、みずほフィナンシャルグループ(8411)は日本、バークレイズ(BCS)はイギリス、ドイツ・バンク(DB)はドイツ、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RY)はカナダを担当する。いや~、すごい陣容だ。まさに、総力戦である。ソフトバンクグループ(9984)は「1万円のコース」をたどるだろう。

なお、全般相場については日銀の6月(1516日に金融政策決定会合)の利上げを織り込み始めている。円キャリートレードの巻き戻しが起きるか、否かがポイントになろう。超低金利の円を調達し、レバレッジをかけまくって投資してきた国際マネーの一部はポジション圧縮を余儀なくされる、と思う。

さらに、FRBの利下げは遠のいた。当面、ケビン・ウォーシュ次期FRB議長は様子見だろう。これは一極集中だったAI・半導体関連セクターの株価調整を意味する。いや、そうなっている。この動きはいつまで続くのだろうか。もちろん、物色の広がりは悪い話ではない。個別物色機運は極めて旺盛である。

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