外国人は戦争後を先取り、買い出動!

杉村富生 兜町ワールド

4月に入ると、外国人はポートフォリオの組み替えが完了、「買い出動する」といわれている。例年、イースターが分岐点になる。いわゆる、季節習性である。3月は債券、為替、商品関連を含め、1000兆円の売り需要があった、という。債権の売りは金利を上昇させる。アメリカ、日本が好例だ。当然、株式は売られる。

今年はイラン戦争があった。このため、値動きは一段と激しくなった、と思う。日本は油断の言葉が示しているように、石油に弱い。日経平均株価は226日に瞬間高値59332円をつけている。それが331日には50558円(昨年大納会の終値は50339円)の安値まで売り込まれたじゃないか。

まさに、行って来いである。これはひどい。需給面では元凶は外国人の売りだ。外国人(現物)は3月第2週~第4週に、25187億円売り越した。3月は決算月とあって、買い手が少ない。法人(自社株買いは月末の5営業日に買い禁止)、機関投資家はポジション調整を優先、動けない。そこを投機筋が狙う。

まあ、いつものパターンである。しかし、4月第1週は一転、19149億円の買い越しだ。今回もまた、彼らにドン安値をごっそり持っていかれたことになる。彼らはイラン戦争が早期に終結する(アメリカの戦争権限法は議会の承認ない場合、60日以内に撤収せよ、と定めている)ことを知っていた。情報力の差である。

筆者は自慢ではないが、328日アップの株探(かぶたん)」【杉村富生の短期相場観測】において、「イラン戦争は終わる」と主張した。その後の動きは想定通りではないか。外国人の買いが期待できるのは日立製作所(6501)、巴川コーポレーション(3878)、セキュア(4264)、三菱電機(6503)、TDK(6762)などになろう。

4月28日(火曜)に日本証券新聞社主催の株式講演会を開催します。

会場は北海道自治労会館、筆者(杉村富生)の登壇は15301630です。

演題は『春相場は桜満開の展開に!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。

https://www.nsjournal.jp/seminar/20260428sapporo/

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