この話は30数年前、“営業努力”が健在だった時代の話である。株式部長が本音を語るはずがない。常に強気だ。「相場は強い」と年中、檄を飛ばせば良い。まして、部支店長会議の席上のこと。「相場は弱い。よって、営業員諸君、お客さんに、積極的に買わせるのは手控えるように」などと言えるものか。
それを非難されては…。本当は社長、役員に対する営業現場の反乱(猛烈なノルマ営業に対する抗議)だったのだが、若い株式部長が矢面に立たされたわけだ。それは経営陣が分かっていた、と思う。ちなみに、この証券会社は銀行系だった。社長、会長は銀行出身者だ。営業姿勢の異常さを彼らは感じていたのだろう。
内部の部支店長会議に外部の人間が入るわけがない。それが行われた。元凶は株式部長のわがままだったのかもしれない。しかし、彼がおとがめを受けることはなかった。不思議である。東京電力ホールディングス(9501)、ミダックホールディングス(6564)は狙える。
なお、彼は数年後、取締役→常務取締役→専務取締役に昇進した。まあ、優秀だったこともあろうが、時代の転機だったとの見方ができる。そう、会社サイドの強制によるノルマ営業が問題視されたのはこの頃だ。営業員の自殺者があったりした。今は変わった。その変化に、投資家も対応する必要があろう。
営業姿勢だけでない。相場環境は激変した。ロシア・プーチン大統領、アメリカ・トランプ大統領はやりたい放題だ。明らかに、国際法に違反している。しかし、誰もそれを止めることができない。国連はあまりにも無力だ。この超大国は拒否権を有する。何でもやれる。その他の国々はそんな状況下、国民の財産と生命を守る必要がある。
4月18日(土曜)に三木証券主催の株式講演会を開催します。
会場はヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀芸術劇場小ホール)、
筆者(杉村富生)の登壇は13:30~15:00です。
演題は『高市一強時代の投資戦術!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。

