マンション価格(平均値)高騰のカラクリ?(1)

杉村富生 兜町ワールド

日米合意の対米投資では、ペンシルベニア州、テキサス州に天然ガス火力発電所を建設する。これらのプロジェクトには日立製作所(6501)のほか、三菱電機(6503)、東芝(6502)が参加する計画だ。きんでん(1944)、関電工(1942)、日本ギア工業(6356)、日本製鋼所(5631)など電力設備投資関連企業は広範囲に潤うことになろう。

さて、マンション価格が高騰している。首都圏の新築マンション価格は値上がりが著しい。東京23区では14000万円、千葉県船橋市では1億円を超えた、という。こうした状況下、「こんなに高くなるなら…」と、30歳~40歳の人達が長期ローンを組み、1億円前後の物件を購入している。返済は大丈夫だろうか。

実は、マンション価格の「平均値」にはからくりがある。貯蓄額と似ている。2025年の金融経済教育機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、60歳台(単身世帯)の貯蓄額の平均値は1364万円だ。「うちは平均よりも少ない」とか、「まずまずじゃないか」とほとんどの人が思う。

しかし、中央値は300万にすぎない。何と、貯蓄ゼロの人が30.4%含まれている、という。平均値は「平均」ではない。それにこだわると、大きな失敗をする。まあ、統計とはそういうものだが…。船橋市駅前のタワーマンション(776戸、51階建て)の最高物件は72900万円だった、という。

カラクリとはこういうことだ。貯蓄額は金額の大きい人が全体の数値を押し上げている。マンション価格も同じだ。船橋市の場合、駅前のタワーマンションの高額物件が平均値を急騰させている、という。東京都内では16億~7億円の超高級マンションが次々に販売され、外国人(主に、シンガポールとか、台湾)の人達が買っている。

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