炭坑節の三池炭鉱(大牟田、荒尾)は筆者の隣町!(1)

杉村富生 兜町ワールド

福岡民謡の炭坑節は三池炭鉱を唄っている。「月が出た出た 月が出た 三池炭坑の 上に出た あんまり煙突が高いので さぞやお月さん 煙たかろ」と。活気あふれる時代だった。炭鉱の背後の山は三池山だ。中学生のとき、遠足で登った。海側は荒尾市、大牟田市である。

筆者の生家は三池山の反対側にあった。熊本県だ。隣町も昭和2030年代は炭鉱景気に湧いていたらしい。町の人口は3万人に迫り、「市になるのはすぐだろう」と言われたものだ。しかし、その後は衰退の一途をたどる。警察署が交番になり、県立高校は閉校になった。そう、炭鉱景気の終えんとともに失速する。

いわゆる、エネルギー革命(石油の台頭)の波、および激烈な三池争議、悲惨な事故に直撃されたのだ。当時、大牟田市は人口28万人、ブリヂストン(5108)などゴムの街、久留米市の7万人の4倍前後あった。それが昭和40年代後半には大牟田市は12万人まで減少、久留米市は30万人都市と、大逆転される。

昔、筆者は久留米市に講演会で行ったことがある。そのときに、「いや~、当時の大牟田市は大都市、歓楽街があった。炭鉱労働者は死と隣り合わせ。夜とか、休日には飲むんだよ。我々も西鉄電車に乗って遊びに通ったものだ」と。いや~、産業構造の変化は恐ろしい。熊本県菊陽町は“陽”である。

現在、大牟田市はハイテク産業を中心に復活を遂げつつある。いや、話はそんなことではない。実は、日本最大の炭鉱が長期休業に陥ったことで石炭不足が発生した。価格も高騰した、という。現在、石炭事業(輸入業務)をやっている上場企業は住石ホールディングス(1514)、太平洋興発(8835)の2社だけ。

4月18(土曜)に三木証券主催の株式講演会を開催します。

会場はヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀芸術劇場小ホール)、

筆者(杉村富生)の登壇は13301500です。

演題は『高市一強時代の投資戦術!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。

https://www.miki-sec.co.jp/

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