外国人の買いはアベノミクス時を上回る!

杉村富生 兜町ワールド

日本の株式市場は予想以上の「打たれ強さ」をみせている。やはり、外国人買い(1月第1週~2月第2週に38600億円の買い越し)の効果が大きい。彼らが注目するのは日本の特異性だ。すなわち、先進国の中では唯一、政治が安定し、財政出動を進め、基本的にはインフレ歓迎(デフレ脱却)、円安容認の国である。

成長戦略もある。外国人は小泉構造改革時には35兆円、アベノミクス(安倍政権)時には25兆円買い越した。最短4年は続くと思われる高市早苗首相が断行するサナエノミクス(高圧経済→責任ある財政出動、成長戦略の推進、国土強靭化、防衛力の増強、現役世代の負担軽減など)ではどうなるだろうか。

おそらく、「30兆円以上」となろう。国際マネーはアンソロピック・ショック、ディベースメント取引の巻き戻しがあって、アメリカ一極集中の投資戦略を修正しつつある。マグニフィセント・セブン(アメリカ市場の時価総額上位7社)の時価総額はこの1ヶ月間に、182兆円減った。すなわち、多極分散投資の浮上、クローズアップである。

アンソロピック騒動はセキュリティ分野に波及している。アメリカ市場ではクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)が急落、日本市場のソリトンシステムズ(3040)、FFRIセキュリティ(3692)、サイバーセキュリティクラウド(4493)などが売られた。アンソロピックって、そんなに万能なのだろうか。まあ、過剰反応だろう。

一方、トランプ関税に伴う日米通商合意(5500億ドル→86兆円のアメリカ投資)はどうなるのだろうか。とりあえず、日本側は「約束通り、実施する」という。第1弾はデータセンター向けガス発電、深海港湾整備、人工ダイヤだったが、第2弾は原子力(核融合)らしい。すでに、三菱重工業(7011)などが物色されている。

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