改めて述べるまでもない。日本の株式市場は外国人主導のマーケットである。実に、委託売買代金シェアの6~7割を占めている。それだけに、彼らの投資行動に加え、海外情勢、為替、原油市況などの影響を強く受ける。その外国人は日本株に強気である。今年1~2月には3兆8600億円買い越している。
もちろん、トランプ政権の外交、通商政策に振り回される。トランプ関税は連邦最高裁が「違憲」との判断を示したものの、政権側は徹底抗戦の構え。納付済み関税(1750億ドル)の返還交渉は5年間の長期戦になる、という。すでに、米国際貿易裁判所は800件の訴訟をかかえている。
最近はディベースメント(Debasement)取引の巻き戻しがあった。この取引の概念は「通貨の下落に対応し、代替資産を購入する」こと。そのターゲットになったのが金(ゴールド)と銀だ。それが急落した。もちろん、金は昨年に65%、今年に25%、銀は昨年に148%、今年に63%の急騰劇を演じていただけに、その反動があろう。
ただし、ウォール街ではAI(人工知能)一辺倒のムード(ひたすら、ハイテク系セクターを攻める)に反省気分が台頭しているのは確かだ。この流れはHALO(Heavy Asset Low Obsolescence)投資戦術と呼ばれている。成熟産業、かつ必要不可欠の業種(食品、鉄道、電力、造船、建設など)、銘柄を買おう、という作戦(行動)である。
パーソルホールディングス(2181)は2026年3月期に11円配当(2025年3月期は9.5円)を行う。人材総合サービス(派遣)を手掛け、業界2位だ。業績は好調に推移している。株価は240円がらみ。この水準のPERは13倍ちょっと。配当利回りは4.6%ある。2027年3月期の配当は12円と計画されている。これは魅力だろう。
3月6日(金曜)に日本証券新聞社主催 大山日ノ丸証券の株式講演会を開催します。
会場はエースパック未来中心(鳥取県倉吉市)、筆者(杉村富生)の登壇は15:00~16:00です。
演題は『日本の株式市場は波乱を乗り越え一段高に進む!!』になります。入場は無料、ぜひご参加を。https://www.nsjournal.jp/seminar/20260306kurayoshi/

