株式市場は高値波乱の様相となっている。しかし、これはやむを得ない。昨年末(大納会)の日経平均株価の終値は5万0339円だった。それが2月12日には5万8015円の瞬間高値まで駆け上がったのだ。いかに、総選挙での自民党の圧勝があったとはいえ、調整(騰勢一服)するのは当然だろう。
上昇ピッチが速すぎる。加えて、昨年1月以来のDeepSeekショック、Gemini 3 Proショック、アンソロピック・ショック騒動(Claude Cowork:クロード・コワーク)が尾を引き、ハイテク系セクターは上値が重い。まあ、画期的なイノベーションが次々に登場、成長産業が陥る“宿命”といえるが、最新技術があっという間に陳腐化する。
こうした状況下、ウォール街ではHALO(Heavy Asset Low Obsolescence)投資戦術が脚光を浴びている。HALO(ハロー)とはハロー現象と称されるように、「光輪」とか「後光」といわれるが、ビジネス用語ではあまり良くない。「陳腐化した産業」、ないしは「製品寿命を意図的に短くする」などのこと。
口コミを使って、宣伝する意味もある。これは当てにならない。皆さん、評判を信じ、買って「失敗した」ケースがある、と思う。それなのに、いまなぜ、HALO投資戦術なのか。この場合はハイテクにこだわらず、成熟産業(必要不可欠な企業)にシフトしよう、との考え方だ。日本市場では東京電力ホールディングス(9501)が代表だろう。
大成建設(1801)、五洋建設(1893)、東鉄工業(1835)などもそうだ。地味な業態だが、なくては困る。富士急行(9010)、九州フィナンシャルグループ(7180)、ジオスター(5282)、三井E&S(7003)などは株価面ではこの局面において、いまひとつ人気がつきづらいものの、浮動玉を吸い上げている形跡がある。
3月14日(土)にラジオNIKKEI & プロネクサス共催 企業IR&個人投資家応援イベントin松山を開催します。会場はホテルマイステイズ松山になります。
筆者(杉村富生)の登壇時間は16:25~17:25です。入場は無料、ぜひご参加を。
2026年前半の相場展望、および活躍期待セクターについて解説します。https://www.radionikkei.jp/irevent/260314matsuyama.html

