総選挙の予測報道に一喜一憂の展開!

杉村富生 兜町ワールド

経営者の意識は変わった。増配、自社株買いの急増が好例だろう。さらに、NISAによる投資家層の底上げがある。もちろん、企業業績は好調だ。円高は介入があっても限定的だと考えている。外貨準備(1.3兆円ドル)のうち、1兆ドルは米国債だ。トランプ政権はこれを売るのを認めていない。介入資金はごくわずかである。

ともあれ、個別物色機運は旺盛だ。好業績のアドバンテスト(6857)、キオクシアホールディングス(285A)、日立製作所(6501)、富士通(6702)は一段高となろう。ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)、ナブテスコ(6268)などは商いを伴って大幅高が期待できる。目先は利食いに押されているが、押し目は買える。

総選挙は佳境に突入している。当初は「自民党の議席は44減」(共同通信)、「30議席減、中道改革連合と逆転」(時事通信)などと、与党にとっては厳しい予測が多かった。しかし、ここにきて「自民党は単独過半数の233議席を上回る勢い」(読売新聞、日本経済新聞、朝日新聞デジタル)と大きく変化している。

自民党苦戦の根拠は「旧公明党票がそのまま立憲民主党に流れる」にあったようだ。だが、2024年と違うのは“反自民”の受け皿が多様化していることだろう。実際、国民民主党は小選挙区に102人の候補者(前回は41人)を立て、参政党は候補者を85人→182人擁立と激増させている。まさに、乱戦である。

自民党は266人→285人と、19人増やした。この中には前回非公認の先生方のほか、旧公明党の選挙区が含まれている。もともと、選挙に強い人達だ。それに、必死だ。日本維新の会は87人(前回は163人)の候補者にとどめた。自民党との激突を避けたのだろう。中道改革連合は202人(前回は207人)の候補者を擁立している。

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