杉村富生 兜町ワールド
日米両市場ともに、気迷い感の強い展開が続いている。投資家は積極的にリスクを取ろうとしない。しかし、これはやむを得ない。気掛かり材料が多すぎる。ただ、ソフトバンクグループ(9984)、日立製作所(6501)、富士通(6702)など個別物色機運は旺盛である。
アメリカ市場はマイクロソフト(MSFT)の株価急落、利下げを見送り、次期FRB議長の発表遅れ(先週末にケビン・ウォーシュ元FRB理事を指名)、トランプ関税(国際緊急経済権限法・IEEPA)に対する最高裁の判断(合憲か否か)を控え、動きづらいのは確かだろう。
ウォーシュ氏(55歳)はスタンフォード大学、ハーバード大学院を卒業、2006年に35歳の若さでFRB理事に就任するなど、エリートである。5年間のFRB理事時代は当時のバーナンキ議長の超金融路線に反対、タカ派だった。FRBの資産圧縮を主張している。
最近は利下げ、FRBの改革を主張しているが、「FRBの独立を望む」と発言するなど、その姿勢は微妙に変化しつつある。トランプ大統領の意をくむのは間違いないが、マーケットでは「ドルが信認される」とし、金が売られた。いや~、難しい。急騰の反動もあろう。
奥さんは化粧品大手エスティ ローダーの創業者の孫娘だ。義父(ロナルド・ローダー氏)はトランプ大統領の熱烈な支援者として知られている。グリーンランドに権益を持ち、ウクライナではリチウム開発を行う。裏の顔は化粧品屋さんとはちょっと違う。政商に近い。資産家である。トランプ政権を支える富裕層に属する。
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