ドンロー主義の基本原則は①西半球における域外勢力の完全排除、②体制転換の正当性を主張し、③資源・経済の囲い込みを図る、④東半球(欧州、アジア)は防衛、貿易を交渉カードに使う…など。特に、④は欧州、アジアには大きな影響がある。ロシア、中国の軍事的な威圧には「自分で考えろ」と突き放している。
まあ、将来的に東半球の諸国は自衛し、はっきり言えばアメリカ製の「武器を買え」ということだろう。日本の駐留米軍は縮小される。特に、レアメタルの確保は最重要課題だ。探査船「ちきゅう」は南鳥島沖での活動を開始した。水深6000メートルだ。もちろん、防衛力の増強は不可欠である。
目先は利食い先行となろうが、中・長期的には三菱重工業(7011)、IHI(7013)、川崎重工業(7012)をはじめ、レアメタル(深海での採掘、都市鉱山、脱レアメタル関連)の三井E&S(7003)、古河機械金属(5715)、電力設備投資関連の日立製作所(6501)、三菱電機(6503)などに注目できる。
2月には衆議院の解散・総選挙(8日に投開票)が控えている。日本の国防力強化、財政出動などとともに、中国の対日政策が焦点になるのは間違いない。中国の強硬姿勢は結果的に自民党、日本維新の会を利するだろう。焦った中道勢力は新党を結成し、対抗する。
ちなみに、衆議院の定数は465だ。自民党の議席は195(あと、保守系が4)、日本維新の会が34(計233)である。かろうじて過半数を維持している。高市政権の確保議席はどのくらいになるのだろうか。恐らく、自民党での単独過半数確保を狙っている、と思う。その勝算があるからこその解散・総選挙ではないか。
ラジオNIKKEIの投資情報番組「ザ・マネー〜水曜日 視界良好!杉村商店」は
毎週水曜14時30分から生放送。オンエア後はラジコタイムフリーで配信!
パーソナリティは経済評論家 杉村富生です。どうぞお楽しみください!https://www.radionikkei.jp/themoney/

