当局の姿勢は1980年代後半と違って株高である。さらに、成長戦略を推進、経済を安定させ、弱い立場の若者の雇用確保を図るとともに、現役世代の負担軽減を目指している。若者に人気が高いのは当然と思う。一方、アメリカは若者の失業率が10.4%と異常な数値だ。これでは将来に希望が持てないだろう。
量子コンピュータはAIと同様に、第4次産業革命のキーテクノロジーである。イオンキュー(IONQ)、Dウェイブ・クワンタム(QBTS)、リゲッティ・コンピューティング(RGTI)、日立製作所(6501)、NEC(6701)、富士通(6702)、NTT(9432)、ソフトバンクグループ(9984)などが技術力を有する。
バブルは世界的に、オランダのチューリップバブル、イギリスの南海泡沫事件、インターネットバブル、昭和バブルなど数多く発生している。バブルはその局面では誰もバブルとは思わない。むしろ、熱狂に酔いしれる。異常が普通に肯定される。だからこそ、悲しい結末を迎える。そう、バブルは最終的に破裂する。
1998~2000年のIT(インターネット)バブルではナスダック市場のPERが100倍を超えた。IPOのほか、新興企業中心のフィーバーである。アマゾン・ドット・コム(AMZN)は1997年5月の上場初日の株価は1.96ドルだったが、1999年12月には106.69ドルまで上昇した。54倍である。
筆者の知人は1998年に株式投資を始めた。500万円の資金が2年半後には信用建玉の残高が50億円を超え、最初はしおらしかった彼女が2000年初めには、慎重な見方を述べる筆者に対し、「先生、株式投資は腕と度胸ですよ」と豪語していたものだ。破滅はその数ヶ月後に起こった。バブル崩壊である。彼女がどうなったのか。
12月18日(金曜)に日本証券新聞社主催の株式講演会を開催します。
会場は福岡・天神クリスタルビル、筆者(杉村富生)の登壇は15:30~16:30です。
演題は『壮大な株高を支えるこれだけの理由!』になります。
入場は無料、ぜひご参加を。

