杉村富生 兜町ワールド
アメリカ市場はFRBの超金融緩和政策があって、株高が加速するのは間違いない。さらに、株価暴落のバージョンの有名な指標「ヒンデンブルグ・オーメン」の逆バージョン「ズワイグ・ブレッドスラスト(ZBT)」(1945年以降、数回しかない超強気指標)が点灯する可能性が高い、という。
これが火に油を注ぐ格好となる。もちろん、これがアメリカ市場がバブルといわれるゆえんだろう。12月の日本市場では三井E&S(7003)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、住友ファーマ(4506)、古河電気工業(5801)、安川電機(6506)などが一段高となろう。
材料セクターが乱舞するのは師走相場の特徴だ。すでに、名村造船所(7014)、ジャパンエンジンコーポレーション(6016)、精工技研(6834)、ユニチカ(3103)、内海造船(7018)、データセクション(3905)、岡本硝子(7746)、メタプラネット(3350)などに、そんな兆しが見えている。
繰り返しになるが、アメリカ市場は間違いなくバブルの最終局面(佳境→最後の大相場)に突入している、と思う。もちろん、すぐには破裂しない。バブルの最後は全員参加型の熱狂相場となる。
では、日本市場はどうか。実は、日本市場は相対的に出遅れているし、日本再生第2幕の開演が始まったばかりである。2026年には世界の投資資金(国際マネー)が大挙、日本市場に流入してくるのではないか。
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