3~5年先を見据えた投資は辛抱が肝要!(1)

杉村富生 兜町ワールド

9月末~10月中旬にアップル(AAPL)のティム・クックCEO(最高経営責任者)、オープンAIのサム・アルトマンCEOEven Realitiesのウィル・ワンCEO、エヌビディア(NVDA)のジェンスン・フアンCEOなどIT企業のトップが相次いで来日した。AIが世界を変え、その将来性を信じている人達である。

オープンAIを中心として関係図をみると、これらの企業群がすべて名を連ねている。コアウィーブ(CRWV)、ソフトバンクグループ(9984)、パランティアテクノロジーズ(PLTR)、アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)、オラクル(ORCL)、ブロードコム(AVGO)などがそうだ。オープンAIと資本関係にある。

インテル(INTC)にはトランプ政権(発行株式数の1割を取得)をはじめ、エヌビディア(7450億円)、ソフトバンクグループ(3500億円)が出資している。ソフトバンクグループは株価の水準に関係なく、持っていなくてはいけない銘柄だ。AI相場のコア・ストックだろう。

ティム・クックCEO、サム・アルトマンCEO、そして、孫正義氏は時代の先(第4次産業革命)を正確に読んでいる数少ない人物といわれている。一般的には「AIバブル」と形容したり、「AI投資はその金額に見合うだけの収益を確保できない」とネガティブ(否定的)な見方をする人達ばかりじゃないか。

外国人(現物)は10月第1週に12398億円、第2週に10586億円、第3週に1532億円、計24516億円買い越している。ブラックロック(BLK)は日本株、日本資産に強気だ。株式は4月以降、買い越しを続けている。

2024年1029日(火)から『日刊ゲンダイ』(夕刊紙)に連載が始まりました。

コラム 経済評論家 杉村富生 「新NISAで買っていい?企業診断」の掲載は

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