まさに、どんでん返しである。マスコミ、専門家など多くの人々が間違ったのではないか。大手証券では「小泉氏」と決め打ちしていた。しかし、結果は高市早苗氏が自民党総裁に選出された。初の女性首相の誕生となる。すでに、幹事長には麻生派の鈴木俊一総務会長が内定、7日には新執行部の陣容が固まるだろう。
株式市場の今後の展開はどうか。とりあえず、マーケットは今回の背負う選挙結果を歓迎するだろうが、減税・財政出動についてはトーンが低下している。保守回帰は従来通りと思う。ただ、こちらも党内融和を重視し、煮え切らない言動に陥るのはやむを得ない。それに、衆参ともに与党過半数割れだ。政権運営は厳しいものになる。
日経平均株価は大幅高だ。高市トレードの幕開けなのか。物色面では国家主義のメリットを受ける大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)、防衛関連の日本アビオニクス(6946)、核融合炉の助川電気工業(7711)、量子コンピュータのフィックスターズ(3687)、首都機能分散の流れに乗るきんでん(1944)などに注目できる。
さらに、大阪IR(統合型リゾート)構想が前進するだろう。この関連ではグローリー(6457)、日本金銭機械(6418)、夢洲地区の土地持ち企業がクローズアップされる。さらに、高市氏は子育て支援を公約として掲げている。少子高齢化対策は急務だ。新型太陽光発電パネル(ペロブスカイト)の普及促進は国策となろう。
この関連では原料(ヨウ素)供給の伊勢化学工業(4107)、K&Oエナジーグループ(1663)に妙味があろう。もちろん、AI(人工知能)関連の動向には目が離せない。市場関係者の一部には「バブルだ」との声がある。確かに、「半導体関連であらずんば株にあらず」といった状況(極端な2極化相場)は危険である。
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