株式市場は「魔の季節」と呼ばれる9~10月相場に突入しています。しかし、これはアノマリー(説明のつかない不思議な出来事)の類(たぐい)です。必要以上に、警戒し、萎縮する必要はありません。警戒すべきなのは緊縮経済派の首相登場(小泉進次郎農水相?)でしょう。外国人の期待は失望に変わります。
確かに、戦前の大恐慌(株価暴落)をはじめ、ブラックマンデー、リーマン・ショックは9~10月に起こっています。ただ、ショック安とは「予期せぬ出来事」です。事前に予測されたショック安はあり得ないのです。
ただし、アメリカ景気は明らかに、減速しています。8月の雇用統計は新規雇用者数が2.2万人増と、エコノミストの予想7.5万人増を大幅に下回りました。失業率は4.3%です。トランプ関税の影響を受け、アメリカ企業は新規採用を抑制するとともに、人員削減に踏み切っています。
加えて、移民の排除(昨年1~7月は127万人増、今年1~7月は124万人減)によって、彼らが担ってきた建設、サービス業では人手不足が深刻です。製造業(韓国企業が好例)でも移民の摘発が断行されています。この結果、ドラスチックな人件費の上昇は避けられません。採用をますます手控えるのではないでしょうか。
FRBは9月16日~17日のFOMCにおいて、0.25%(25ベーシスポイント)の利下げを行う見通しです。その確率は97.4%に高まっています。さらに、10月、12月に連続して利下げに進む、との見方が強まっています。とはいえ、これらの施策はほぼ株価に織り込まれたといえませんか。
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