さて、問題は今後の話である。アメリカ製造業が復活し、技術面はもとより規模的に世界トップ級の製鉄会社が誕生する。時価総額3兆円前後ではここ(東京本社)をそっくり買えば良い。恐らく、そうなるだろう。
日立製作所(6501)は需要地での生産を推進、関税に強い企業として脚光を浴びている。三井E&S(7003)は切り口多彩だ。深海でのレアメタル採掘、港湾クレーン、造船部門などに注目できる。ペプチドリーム(4587)は株価が底打ち、反騰態勢に入りつつある。外国人は売りまくった。業績は下半期以降、急浮上に転じる。
さて、7月18日~8月11日は水星の逆行の季節である。4月7日(日経平均株価が3万0792円の安値を示現)はやはり、水星逆行の最終日だった。8月11日は山の日だ。マーケットは休場だ。となると、8月8日が危ない。まあ、「たかが星占い」の類じゃないか、との声があろう。
しかし、ヘッジファンドのファンドマネージャー、大手投資家の間にはこの期間は「売買を手控え」、大口の「契約はしない」という人が存在する。この間は通信、自然災害などが起こりやすい、といわれている。まあ、株式市場には「身内に不幸があったら売買を自粛せよ」との教えがある。この格言と似たようなものか。
当面は個別物色だろう。多くの投資家がサマーバカンス入りだ。高校野球が始まる。投資家の関心がそっちの応援にシフトする。ラウンドワン(4680)は室内遊技場がメーンだ。猛暑にうってつけ。三井松島ホールディングス(1518)、グローリー(6457)は大上放れ。PERは13倍、PBRは0.92倍と出遅れている。
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