外国人が猛攻!割安な日本株は狙われる?(3)

杉村富生 兜町ワールド

石破茂首相が「8月末に退陣する」と大手マスコミが報じている。しかし、本人は「続投」の構えだが、それは無理だろう。衆議院、都議会、そして参議院選挙での敗北は国民の支持を完全に失った状況だ。支持する国会議員は20人足らずにすぎない。ここは解党的出直しが不可欠と思う。

7人のサムライの時価総額は総計161兆円である。これに対し、マグニフィセント・セブンの時価総額はエヌビディアを筆頭に、マイクロソフト(MSFT)の562.9兆円、アップル(AAPL) の464.2兆円、アマゾン・ドット・コム(AMZN)の351.8兆円、メタ・プラットフォームズ(META)の261兆円(先週末時点)となっている。

7番手はテスラ(TSLA)が入る。152.5兆円である。このところ株価は急落しているが、時価総額はトヨタ自動車(7203)の3.5倍ある。マグニフィセント・セブンの総計は2747.8兆円になる。7人のサムライの時価総額はマグニフィセント・セブンの時価総額の18分の1にすぎない。悲しいかな、これが現実である。

いや~、『マグニフィセント・セブン』(すばらしき7人)は黒澤明監督の映画『七人の侍』のリメイク(『荒野の七人』、『続・荒野の七人』、『新・荒野の七人/馬上の決闘』、『荒野の七人/真昼の決闘』に続くもの)なのに。本家が分家にこんなに負けてどうするのか。

日本企業はスケール(時価総額ベース)的にみんな小さい。7人のサムライもそうだが、サプライヤー・テクノロジー企業のファナック(6954)は4兆円、村田製作所(6981)は4.4兆円、SUMCO(3436)は4295億円、東京精密(7729)は4024億円、イビデン(4062)は8893億円(723日現在)にとどまっている。

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