杉村富生の月刊「株式CDマガジン」 2025年5月号
「トランプ政権の“日替わりメニュー”に対応する戦術!」
5月22日(木)発送!CD価格:8,800円( 税込 9,680円 )国内送料無料です
https://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=2011458700006
【ダウンロード版】もございます。5月21日(水)発売!
本体 6,800円 ( 税込 7,480円) 国内送料無料です(直接WEB購入)
パソコンやスマートフォンなどで聴取可能です
https://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=2011429100002
世界的な金融マーケットの混乱は収束に向かっています。日経平均株価は3月下旬~4月初旬に、異例中の異例、「5空」を形成し、4月7日には3万0792円の安値まで売り込まれました。この局面の25日移動平均線とのマイナスカイリ率は16%を超えたのです。“異常”という以外に言葉がありません。
VIX(恐怖)指数は50ポイントを超えました。主因は円高(1月10日の1ドル=158円87銭が4月22日には瞬間、139円89銭の円高に)のほか、トランプ関税にあったのは間違いありません。当面、トランプ政権の外交・関税政策に振り回されそうです。
ただ、アメリカ市場の時価総額は年初以来、1500兆円が失われました。トランプ政権の閣僚はお金持ちです。それに、株式資本主義のアメリカにとって、これはとても容認できない現象だと思います。国民の反発(支持率の低下)を招いています。
実際、トランプ大統領は関税上乗せ分の90日間延期(猶予期間)を表明するなど、強硬姿勢を軟化させました。対中合意、一転しての「パウエルFRB議長の解任を求めない」もそうでしょう。株価が催促した政策転換です。これを受け、株式市場は猛反発しましたが、目先は戻り一杯といえるのではないでしょうか。