短期的には急騰の反動(日経平均株価はわずか2ヵ月の間に、昨年末の5万0339円が今年2月26日には5万9332円のザラバ高値と、約9000円幅、17.9%の上昇率を記録)に加え、内外ともに波乱要因が山積みしている。このため、目先は値固めが必要だし、利食い優先のパターンなろう。
波乱要因としては国内材料では3月14日のメジャーSQをはじめ、為替介入のタイミングが接近、3月決算期末を控えたポジション調整などがある。法人売りが出る。さらに、アメリカとイスラエルのイラン攻撃(地政学上のリスク)が最大の波乱だろう。日経平均株価の下値メドは5万3000円がらみと想定しているが…。
海外情勢ではやはり、中東情勢だろう。アメリカ、イスラエルの軍事介入が限定的だと良いが、衝突がエスカレートするのは怖い。この地域の地政学上のリスクは原油価格にダイレクトに響く可能性がある。もっとも、日本は245日分の国家備蓄を保有している。LNGについては、中東依存度は15%程度にすぎない。
物色面では高圧経済(財政出動に加え、17の戦略分野を推進)のトレンドに沿う(テーマ性→国策に乗る)日本電設工業(1950)、K&Oエナジーグループ(1663)、テスホールディングス(5074)、データセンター冷却装置の三桜工業(6584)などに注目している。中東情勢次第だが、原油価格は高止まりするだろう。
K&Oエナジーグループは旧関東天然瓦斯開発と旧大多喜ガスだ。千葉県の天然ガスの可採埋蔵量は約3700億立法メートル、約44兆円(800年分)、ヨウ素は約400万トン、同22兆円(500年分)ある。ヨウ素は日本が世界一の埋蔵量を誇る。新型太陽光パネル(ペロブスカイト)向けに需要急増の気配となっている。
3月28日(土)にラジラジオNIKKEI プロネクサス 東京証券取引所主催J-REITファンin札幌を開催します。会場は札幌国際ホールになります。
筆者(杉村富生)の登壇時間は16:55~17:45です。入場は無料、ぜひご参加を。
2026年前半の相場展望、および活躍期待セクターについて解説します。
https://www.radionikkei.jp/news/event/event-20260328sapporo.html

